長持ちする中学受験 11


中学受験からは、話がちょっと離れていますが、

また戻りますので、しばらくおつきあいください。


前回の続きです。

話の流れで、原因(理由)は分かっちゃいますね。


やはりそれは読解力でした。


大阪府立高校の過去問の国語の成績をみると、

得点が常に8割を超えている生徒は、

社会の過去問も、複数年で満点を取るのです。

そのうちの2人は、本番でも満点で、

地域ではトップの天王寺高校に合格しました。


ところが、過去問の国語の成績が、

6割は超えるものの、8割に満たない層は、

社会の得点も8割台だったのです。


高校入試の問題は、さまざまですが、

大阪府の公立高校の場合、英数国に比べて、

社会と理科は、高得点が取りやすいのです。

ですから、国語で8割が取れれば、

社会はほぼ満点、理科は9割台という、

そんな感じになる生徒が多い。



長々と書きましたが、国語がいかに大切かが、

分かっていただけたでしょうか?

いや、そんなの、読む前から分かっているよ。

そう仰る方もおられると思います。


けれど、一般的な塾の実態として、

さらに個別指導塾などでは特に、

国語は軽視されていることが多いのです。


塾はニーズに合わせるところがありますから、

例えば個別指導塾では、限られた時間の中で、

英数と理社のニーズに勝てない国語は、

後回しにされることが多いのです。


本当はもっと時間が必要なのですが、

クラブ活動やら習い事との併用で、

どうしても、本当に必要な時間を確保できない、

そんなお子さんが多いのも事実です。


それはよく分かるのですが、

それでも、本当に国語の力をつけて、

他の教科にも大きく好影響を及ぼそうとすると、

取れる手は、たぶん2つです。



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