長持ちする中学受験 5
(友人のカメラマン、濱崎吉人氏の作品です。)
前回の続きで、大手の「中学受験指導塾」について書こうとしたのです。
でもどうも、3歳の後半から始めた場合のシミュレーションを、先に読んでいただいた方が、いろんなことを理解していただきやすいのではないかと思いますので、先にシミュレーションを書きます。
国語も、どんどん先に進めるお子さんには、先に進んでいただくのですが、教科の特性を考えると、飛び級を謳うのは弊害もあります。
漢字や言葉なら、どれくらい進んだかは確認しやすいけれど、読解力や表現力は、飛び級には馴染みにくい。
お子さんの成長を、もっと大らかに見守りたいところが大きいのです。
ですから、算数に関しては「スーパー飛び級®︎」ですが、国語を(いずれそれ以外の教科も)含めた全体の名称は「スーパー教育®」としています。
そんなわけで、シミュレーションは算数で行います。
3歳の後半で「学び」の導入を行い、小1の範囲が終わります。そして、4歳で小2と小3が終わります。
これは、順調に上手く進んだ場合の話ではありません。平日は毎日通塾、なんていう話でもありません。
スポーツのプロ、芸術のプロを目指している子供たちは、平日どころか1年365日、毎日練習を積んでゆきます。
それと比べて、学力で未来を拓くお子さん(学力のプロを目指すお子さん)が、週に1日や2日なら、他の分野のプロを目指すお子さんからすれば「そんなんじゃ、何も達成できないよ!」と言われるのがオチです。
ですが世の中には「塾で小さなお子さんに毎日勉強させるの?」という意見も多いです。私たちは、それを変えたいし、そもそも勉強(強いられて勉める)ではなく「自主的・自発的な生き生きとした学び」なので、毎日でも子供たちは大喜びなのです。
ただ、今のところは涙をのんで、通塾は週2回(算数は90分)という前提でのシミュレーションなのです。
90分が長いと思われますか?
実は、「うちの子90分も持たないと思います。」と心配される保護者の方が、初回のお迎えの時にお子さんから「お母さん、もう来たの!もっとやりたかったのに!」と言われるうれしい誤算が、あちこちの教室で今日も起こっているのです。
かなり長くなりました。
シミュレーションの続きは、次回に。
あなたのお子さんの中学受験が、幸せで実り多く、長持ちするものとなりますように!
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